ニュースで学ぶ現代英語 24/4/19(金) 読書感想文コンクール “AIの使い方”


ブログ記事の抜粋
ニュースで学ぶ現代英語 24/4/19(金) 読書感想文コンクール “AIの使い方”
日本の読書感想文コンテスト、AIを使って書かれた応募作品をおとす
Japanese book report contest drops entries written with AI.

learn 「情報を得る」という意味での「知る」、報道機関が独自情報を得た場合などによく使われます。ここでは、learn (that) …「~ということを知る」
at least「少なくとも」
逆は、at most「多くとも、せいぜい」
entry 本来の意味は「入ること」で、そこから「入場、参加、応募、記入」などの意味になります。ここでは、コンテストへの「応募作品」、
book report「読書感想文」や「本の紹介」などで、多くの場合、book review「書評」とは区別されます。
contest、日本語でも「コンテスト」と言いますが、賞を目指して争う「競技会」が元の意味です。
動詞のcontestには「争う、競う」という意味があり、
例えば Two candidates contested a Lower House seat in a by-election in Shizuoka Prefecture.
「2人の候補者が静岡県の衆議院補欠選挙の1議席を争いました」
exclude「除外する、除く」です。反義語はinclude「含む」
for「~のために」という理由、for using sentences -,「~の文章を使ったために」で
written with artificial intelligence「人工知能(AI)を使って書かれた」で
前置詞 with を使うことで、人が文章を書くうえでの「補助ツール」としてAIを使ったというニュアンスがあります。
人の手を介さずに全てAIが書いた文章なら、written by artificial intelligence
organizer「主催者」
2.6 million 、million「100万」の2.6倍ですから、「260万」
primary school「小学校」、high schoolは「中等教育の学校」
日本の教育制度に合わせると、通例、「小学校」elementary school、「中学校」junior high school、「高校」senior high schoolなどと英訳されますが、
教育制度や学校・学年の区分は国によって違いがあります。
identify「(正体や身元を)特定する、明らかにする」
multiple「複数の」
work 数えられる名詞として使われる場合、ここでのように「作品」という意味になることがあります。

この読書感想文の全国コンクールには260万の応募がありましたが、学校側が地区の選考会に推薦する作品を選ぶ段階で本人以外が書いたと思われる作品が複数見つかり、このうち本人が「生成AIを使った」と認めたものが10以上あったということです。
(The national book report contest received 2.6 million submissions, but when schools were selecting works to be recommended to the regional selection committee, they found several works that appeared to have been written by someone other than the applicant, and more than 10 of these works were admitted to have been “generated by AI.)

コンクールの主催側は、AIの悪用の懸念などから、コンクールの応募要項に「盗作や不適切な引用等があった場合、審査対象外になることがある」とする規定を設けていて、これらの作品は審査の対象外となりました。(Due to concerns about the misuse of AI and other factors, the organizers of the competition had stipulated in the competition entry guidelines that “plagiarism, inappropriate quotations, etc., may result in the exclusion of these works from the judging process.)

文頭の they = the organizers「主催者」
excluded them のthem は works that used AI technology in their writing「その執筆にAI技術を使った応募作品」
exclude A from B「AをBから除外する」
application「応募、申し込み」で、application guideline「応募の指針」
stipulate「規定する、定める」という動詞ですが、日常会話で使うことはほとんどない書き言葉で、法律の条文や契約書などによく使われます。
plagiarize「ひょうせつする 剽窃」、つまり他人が書いた文章などを自身のものとして発表すること、「盗用する」
material「(取り上げる)話題、ネタ」、そのほかに「資料」や「物質」
improper「不適切な」
同じような意味の単語に inappropriateがありますが、こちらは unsuitable「場にそぐわない」という意味合いでの「不適切な」で、必ずしもそのこと自体が悪いわけではありません。
例えば、Wearing a T-shirt is inappropriate for such a formal occasion.
]「そのような正式な場面でTシャツを着るのは不適切(場違い)です」
これに対し、improperは広い意味でwrongにあたるもので、「ルールに反する、規範に反する、不正な、無作法な」など、さまざまなニュアンスを含む「不適切な」
citationは「引用」、動詞形 cite「引用する」
generative AI「生成AI」と呼ばれる人工知能の一種で、質問などを入力するだけで自然な文章で回答を作成できるのが特徴。ChatGPTが有名になりました。
generative「(文などを)生成できる」
have a positive impact on -,「~に良い影響を与える」
逆に「悪い影響を与える」なら、have a negative impact
proofreading「校正」 proo fにはチェックするための「校正刷り」という意味があり、これを read「読む」ということからできた単語です。
sharpen「鋭くする、研ぎ澄ます」などの意味で、物理的に刃物や鉛筆の先を「鋭くする」というだけではなく、「アイデアを明確にする」や「感覚を磨く」など比喩的にも使われます。ここでのsharpening ideasは後者の用法で、「考えを明確にすること」です。。

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