ニュースで学ぶ現代英語 24/2/15(木) 無人探査機SLIMの月面活動“復活”


ニュースで学ぶ現代英語 24/2/15(木) 無人探査機SLIMの月面活動“復活”
JAXA: communication with lunar probe restored
2024年1月29日のニュース

agency「機関、機構」その多くは政府の公的な機関で、space agency は国の「宇宙機構、宇宙(開発)機関」を指します。agency「代理店」、travel agency「旅行代理店」
successfully「成功裏に、うまく、無事に」
establish「(組織などを)設立する」、「確立する」、「再び」を意味する re-が付いた re-establish「再び確立する、再開する」
基本概念は同じですが、ここでの communication 「コミュニケーション、意思疎通」というよりも、物理的な「通信」
lunar「月の、月に関する」 、lunar surface「月面」、lunar (surface) probe「月面探査機」
lunar 含む表現にはほかにも、lunar eclipse「月食」やlunar calendar「太陰暦」などがあります。
probe「探査機」今や宇宙探査のニュースでは必ずと言っていいほど登場する単語です。
基本的な意味は「探ること」であることから、probe「(事件などの)捜査、調査」
officials は space agency「当局者」
had earlier -, 「先立って~していた」と過去完了形になっているのは、直前のセンテンスで述べられていた内容の時点よりも前に電源が切られていたことを示しているからです。
shut down power「電源を切る、電力を遮断する」 = cut off power
Smart Lander for Investigating Moon、直訳すると「月を調査することのための賢い着陸機」
これはJAXAが「小型月着陸実証機」と呼ぶ探査機のことで、頭文字から取ったSLIMという名前で知られています。(This is a spacecraft that JAXA calls the “Small Lunar Lander Demonstrator” and is known by its acronym SLIM.)
従来機よりも小型・軽量であることなどから、slim「細い、ほっそりした」にかけて命名した。
solar panel「太陽光パネル、ソーラーパネル」で、太陽電池の受光部となるパネルのこと・
wasn’t working「機能していなかった」とありますが、故障して動かなかったわけではなく、受光部の角度の関係で発電できていませんでした。

SLIMは着陸後、搭載した太陽電池で発電できなかったことから、JAXAは復旧の際に異常が起きないようにバッテリーを回路から切り離し、電源を切ったと発表していました。
(After the SLIM landed, it was unable to generate electricity with its onboard solar cells, so JAXA announced that the battery was disconnected from the circuit and the power was turned off to prevent any abnormalities during recovery.)

Japan Aerospace Exploration Agency 日本の「宇宙航空研究開発機構」の英語名で、しばしばJAXAと略されます。
直前のセンテンスの or と同じく、ここでのorも言い換えの用法で、「すなわち、つまり」
post動詞で「投稿する」、post on social media that -, 「SNSに~だと投稿する」
インターネット上のコミュニティーサイトやネットワークサービスなどの総称として日本でよく使われる
SNS(social networking service)は現在の英語ではあまり使わず、この意味ではもっぱら social media
operation「運用」、文脈によって「操作」や「業務」、あるいは「手術」
AXA posted on social media on Monday that communication with the probe had been established and (that) operations (had been) resumed のように、繰り返しを避けた省略が含まれています。

SLIMは1月20日未明、世界で5か国目となる月面への着陸に成功しました。
(SLIM became the fifth country in the world to successfully land on the moon in the early hours of January 20th.)

land 目的語を取る動詞(他動詞)で、「着陸させる」
landed the probe on the moon「探査機を月に着陸させた」
他動詞の land には「~を勝ち取る、確保する」
天下りについてのニュースでよく使われます。
The former trade bureaucrat landed a lucrative job at a major trading house.
その元通商官僚は、大手商社で高給取りの職を確保しました」
make A B「AをBにする」
Japan「日本」 = the fifth country「5番目の国」
making は分詞構文で、and this made 言いかえ。
accomplish「達成する」
feat「功績、業績、妙技」などで、世の中で称賛されるような快挙や離れ技を表すのに使われます。

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