ニュースで学ぶ現代英語 24/4/18(木)三菱重工業MSJ撤退後の戦略


ブログ記事の抜粋
ニュースで学ぶ現代英語 24/4/18(木)三菱重工業MSJ撤退後の戦略
MSJ = Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)
日本がジェット機失敗のプロジェクト失敗後に航空機戦略を作成する
Japan draws up aircraft strategy after jet project failures

経済産業省は、三菱重工業が国産初のジェット旅客機の開発から撤退した経緯を検証し、その教訓を踏まえて航空機産業が目指すべき方向性を盛り込んだ国の新たな戦略案をまとめました。(The Ministry of Economy, Trade and Industry (METI) has examined the circumstances surrounding Mitsubishi Heavy Industries’ withdrawal from the development of Japan’s first jet airliner, and has compiled a new draft national strategy that includes the direction the aircraft industry should take based on the lessons learned.)

compile「(方針や対策を)まとめる、策定する」「(予算などを)編成する」
aircraft「航空機」、飛行機やヘリコプター、飛行船、グライダーなど、飛ぶことができる機体の総称ですが、主に「飛行機」として使われます。単数形も複数形も同じです。
take a lesson from -,「~から教訓を得る」 fromの後に人が続く場合、「~について稽古する、~から稽古を受ける」という意味になることもあります。
-made「~で作られた、~製の」
Japan-made「日本製の、国産の」で、ハイフンでつなぐことで形容詞になっています。= Japanese-made
jet「ジェット機、ジェットエンジンで動く飛行機」で、= jet plane
passenger jet「ジェット旅客機」
commercialize「商品化する、事業化する」
next-generation「次世代の」です。next-genと略されることもあります。
low-carbon「低炭素の、二酸化炭素の排出が少ない」です。
hydrogen-fueled「水素を燃料とする」
動詞としての fuel「燃料を入れる」なので、engines fueled by hydrogen
next-generation、low-carbon、hydrogen-fueled センテンス1のJapan-madeと同じように、ハイフンでつないで形容詞になっています。
漢字を使う日本語と比べると英語のセンテンスは長くなりがちですが、このような形にすると短い言葉で説明できるので、新聞の見出しなどでもよく使われる用法です。
airplane = センテンス1のaircraftの言いかえですが、こちらは「飛行機」だけを指す単語
as early as -, 「早ければ~にも」
withdraw from -, 「~から撤退する」や「脱退する、(競技などを)棄権する」
withdraw「(発言・申し出などを)取り消す、取り下げる、撤回する」
政治家が過去の失言を撤回したというニュースなどでよく使われます。
He refused to withdraw his controversial remarks.「彼は問題発言の撤回を拒否した」
15-year「15年の」、ここでもハイフンでつないで形容詞にする用法が使われています。15-year-old 「15歳の」

三菱重工業は2008年から国産初のジェット旅客機のプロジェクトをスタートさせ、国からおよそ500億円の支援も受けて開発を進めましたが、度重なる設計の変更で6回にわたって納入が延期され、去年、撤退に追い込まれました。(Mitsubishi Heavy Industries started a project in 2008 to develop Japan’s first jet airliner, and received approximately 50 billion yen in government support.)

Japan’s industry ministry「日本の産業の省」とは「経済産業省」のことで、正式にはMinistry of Economy, Trade and Industry
このニュースは産業に関連した話題なので、industry ministry としています。これが貿易に関する話題であれば、trade ministry「貿易の省」
例えばコロナに関するニュースでは Ministry of Health, Labour and Welfare「厚生労働省」を health ministry「健康の省、保健省」とするなど。
examine「調査する、検査する」計画が失敗した原因を究明するために「検証する」というニュアンス。
shortcomings「欠点、弱点、不十分な点、至らないところ」で、通例は複数形
conclude「結論を出す、判断を下す」 concludedの後にthatが省略されていると考えましょう。
動詞 lack「欠いている、不足している」
safety certificate「安全認証」 ここでは安全基準などを満たしていることを証明する型式証明を指しています。
製造する日本と納入先の国で必ず取得が必要ですが、このプロジェクトではそのプロセスに携わった経験のある人材が不足していたということです。
deal with -, 「~に対応する、~と取り引きする」
parts maker「部品メーカー」、parts manufacturer

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