ニュースで学ぶ現代英語 24/4/29(月) -イラン イスラエルに大規模攻撃


ブログ記事の抜粋
ニュースで学ぶ現代英語 24/4/29(月) -イラン イスラエルに大規模攻撃
In today’s lesson, let’s focus on expressions that often appear on TV and radio news.
イスラエルの戦時内閣(戦争を指導する内閣)がイランの攻撃への対応を検討
Israeli war cabinet considers response to Iranian attack

中東情勢がさらに緊迫しています。2023年10月に、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから、およそ半年。事態は拡大し、国際社会では、イランとイスラエルとの対立で中東情勢がさらに緊迫することへの懸念が広がっています。
(The situation in the Middle East has become even more tense since fighting between Israel and the Islamic organization Hamas began in October 2023, almost six months ago. The situation has escalated, and there is growing concern in the international community that the conflict between Iran and Israel will further escalate tensions in the Middle East.)

debate「討論する、議論する」センテンス5で使われているdiscussの類語ですが、debateのほうがやや改まった感じがあり、また、議論を戦わせているニュアンスがあります。
respond to -, 「~に応じる、~に対応する」
drone「無人機、ドローン」蜂(bee)の中でもオスの蜂をdroneと言いますが、これがdroneの語源だとする説も。

軍事用のドローンは、2年前にロシアとウクライナの戦争が始まってから、開発・製造が加速しています。
(Military drones have been developed and manufactured at an accelerated pace since the war between Russia and Ukraine began two years ago.)
the assault「その攻撃」は、前のセンテンスに出てきたattackを言いかえています。イランがイスラエルに対して行った攻撃
intercept「遮る、封じる、途中で押さえる」などの意味があり、
The vast majority of drugs are intercepted at border crossings.
「薬物の大半は国境検問所で押さえられている」
戦争の文脈で使われる intercept「(ミサイルなどを)迎撃する」という意味。
弾丸やミサイルなど兵器から発射された「投射体、飛翔体」を、projectile
元になっている動詞 project「発射する、(前方に)投げ出す」。
with the help of -,「~の助けで、~の助けを借りて」
including -「~を含む」…の部分には、particularlyやespecially「特に」のようなニュアンスで、主要な要素や特筆すべき要素を入れて使うこともあります。
文頭のit は、前のセンテンスのthe assaultを指しています。
(be) believed to be -, 「~であると考えられている」
「(製品を)市場に出す、発売する」という意味でも使われる launch ですが、ここでは「開始する、仕掛ける」
launch an attack on -,「~に対して攻撃を開始する、攻撃の火蓋を切る」 launch a missile「ミサイルを発射する」
英語ニュースではたびたび、首都の名前でその国(の政府)を表します。
Tehran イランの首都の「テヘラン」、ここでは「イラン(政府)」という意味
例えば、Tokyo「日本(政府)」、Washington「アメリカ(政府)」、Bangkok「タイ(政府)」
embassy「大使館」
strike「攻撃」、特に「空爆」
earlier this month、この時点から遡った今月のある時点を指すもので、「今月の今よりも早い時」英語では、ある基準となる時点の前と後を区別してearlier today「今日のこれより早く」、earlier this year「今年のこれより前」や、later today「今日のこれより後」、later this year「今年のこれより後」のように言うことがよくあります。

イランはこの攻撃について、4月1日にシリアにあるイラン大使館がイスラエルの攻撃を受け革命防衛隊の司令官らが殺害されたことへの報復だとしています。(Iran says the attack was in retaliation for the April 1 Israeli attack on the Iranian embassy in Syria, in which Revolutionary Guard commanders and others were killed.)

convene「招集する」という意味, conveneには自動詞・他動詞どちらの用法もあり、
convene a committee「委員会を招集する」のようにも、The committee convened.「委員会が開かれた」
war cabinet「戦時内閣」戦争が起きたとき、戦争遂行に特化した閣僚委員会を作ることがあり、野党指導者も招いて挙国一致型とすることが多いようです。
a possible response「可能性のある対応、考えられる対応」
favor 動詞で、「~の方を好む、支持する」
retaliation「報復、仕返し」動詞形 retaliate「報復する」
it = the war cabinet
(be) divided over -.「~をめぐって意見が割れる、分かれる」(be) split over …と言うこともできます。
reportedly「報道によると、伝えられているところによると」、quoteと同様、これもニュース英語で多用される副詞です。
it is reported that …のように形式主語を立てるよりも簡潔に表現できます。
scale「規模」
such a response「そのような対応」とは、つまり報復攻撃を指しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です