ブログ記事の抜粋
ニュースで学ぶ現代英語 24/8/6(火) 20億年前の地層から微生物
Hi, there everybody. I’m Christy West. Today we will be covering a topic that is bound to excite all the science lovers out there.
(今日は、科学好きなら誰もがワクワクするような話題を取り上げよう。)
科学者たちによれば20億年前の岩の中の微生物が生きているかも知れない
Scientists: microbes in 2 bil. yea-old rock may be alive
microbes 微生物
東京大学の研究チームが、南アフリカの地下に広がる20億年前の地層から、生きているとみられる微生物を採取することに成功しました。(A research team from the University of Tokyo has successfully collected microorganisms that are believed to be alive from a 2-billion-year-old stratum beneath South Africa.)
appear 「~のようである、~のように見える、~のもようである」という意味を表す動詞
appear to have found「発見したようだ」とhaveを使うことで、現時点よりも過去に発見されたことを示しています。
living 「生きている、生きた~」という形容詞
反対に「生きていない、生物でない、無生物の」なら、non-living(もしくは nonliving)で表せます。「生きていたものがもう生きていない」という意味合いなら、簡潔に dead を使えます。
microbe 「微生物」
geological strata 「地層」geological 「地質学の、地質に関する」という形容詞で、strata は stratum「層」の複数形ちなみに、「データ」を表すdatum(単数)とdata(複数)も、単数形と複数形が同じパターンで変化する名詞
date back 「(時を)さかのぼる」という表現で、date back 2 billion years 「20億年(前に)さかのぼる」
confirm 「確認する」if confirmedは、if (it is) confirmed「もし(そのことが)確認されれば」のように一部が省略されていると捉えましょう。
they、前のセンテンスのmicrobes
could 「可能性」を示す助動詞で、ifとあわさって一種の仮定法になります。
ever 「強調、強意」などを表すことがあります。文脈によって「今までに」「いまだかつて」「絶対に」など訳語が大きく変化するため、意味を捉えにくい単語
これまでに見つかった最も古い生きた微生物の記録は、海底の堆積物などから見つかったおよそ1億年前ということで、今後の解析などで20億年前の生物と確定すれば、これを大幅にさかのぼることになります。
(The oldest known record of living microorganisms found so far is approximately 100 million years old in sediments on the seafloor, and if future analysis determines that the organisms are 2 billion years old, this will be a significant step backward.)
ブッシュフェルトとは英語の bush field「低木地帯」に相当しますが、ここではそういう名前の地名(地域名)普通の低木地帯とは区別するためにthe Bushveldと呼ばれるようです。
known as -「~として知られている」
これに関連した also known as …「~としても知られている」という表現は、ソーシャルメディアの投稿などを中心に、aka、a.k.a.、AKAのように頭文字を略して使われることがあります。
one of the world’s largest -. 直訳で 「世界で最も大きなものの1つ」ですが、「世界有数の~、世界最大級の~」のように解釈できます。
deposit 「何かが堆積しているもの」で、地学で 「鉱脈、埋蔵地、鉱床」などを表します。
日常的には、deposit 「貯金、預金、保証金(デポジット)」としてよく使われます。
鉱物の名前が続きます。chrome 「クロム」、platinum 「白金、プラチナ」rare metal 「レアメタル」として知られていますが、文字どおりに 「希少な金属」という意味
as part of … 「~の一部として、~の一環で」ですが、ここで 「~の一員として」などと訳せます。
drill 「(ドリルで)穴を開ける、掘削する」という動詞。
sample 「標本」で、take a sample 「標本を採取する」sampleにはこのほか、「見本、試供品」などの意味もあります。スーパーマーケットなどで提供される「試食品」なら、free (food) sampleのように言えます。
また、「標本を採取する」や「試食する」という動詞の用法もあります。例えば、At the supermarket, shoppers eagerly lined up to sample a new cheese product. 「そのスーパーマーケットでは、買い物客がチーズの新製品を試食しようと熱心に列を作りました」
the sample となっているので、これまでに説明された微生物を含んだ岩の標本という特定のものを指していることが分かります。
at a depth of -「~の深さで」
東京大学理学部の鈴木庸平准教授は研究チームの一員で、今年5月に、ブッシュフェルトの地層を掘削する国際研究プロジェクトに参加しました。(Associate Professor Yohei Suzuki of the University of Tokyo’s Faculty of Science was part of the research team that participated in an international research project to drill through the Bushveld formation in May of this year.)
associate professor 「准教授」役職をどう表すかは、大学によっても異なります。ここでは人名にかかる肩書として使われているため、Associate Professorと頭の文字が大文字になっています。
microscopic observation 「顕微鏡による観察」microscopicに 「顕微鏡に関する」という意味のほかに、「(顕微鏡でしか見えないくらい)微細な、極小の」という意味もあります。
observation 「観察」動詞形はobserve「観察する」また、observerなら「観察者、(会議などで議決権を持たない)オブザーバー」
labは、laboratory「研究室、研究所」の省略語
a large number of … 「多数の~、大量の~」という表現
rock 「岩、岩石」ちなみに、音楽のジャンルの「ロック」は、動詞としてのrock「揺さぶる、揺れる」に由来するrock ‘n’ roll「ロックンロール」から来ています。rock ’n’ rollは1950年代の黎明期のロックを指すものとして使われます。
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Christy:
It’s really amazing that today’s news clip, which is mainly science-based, is also great for studying English. I hope everyone likes the very topics that we discuss. I know I do.
that と which を使い分けて
Keep up the good work.