「花子とアン」のヒロインの友人 葉山蓮子のモデル柳原白蓮とは?

byakuren

たくみの里のふくさんのコメントで、「MacBook Airでも動くかな」は次回に。
今日はNHKの朝ドラの話(私は見ていません。ごめんなさい)

高齢者大学の古典講座の先生の授業をまとめました。
少し長めです。 辞世の句の解説は必要ないですね。
今年から高齢者大学の生徒です。パソコンは講師。

柳原燁子(あきこ)  柳原白蓮(やなぎわら びゃくれん) 俳号
安東はな、のちの村岡花子の親友 葉山蓮子
(仲間由紀恵が演じています)
1885年(明治18年)10月15日 – 1967年(昭和42年)2月22日)
父は柳原前光伯爵。さきみつ 外交官。明治の初期に活躍した人。
そのお父さんの妹さんが明治天皇の後宮に入り典侍(ないしのすけ)となり
生まれたのが大正天皇です。白蓮さんと大正天皇は従兄妹(いとこ)。高貴な生まれです。白蓮さんは、父親の正妻の娘ではなく、芸者の娘。武家出身の芸者
(母は前光の妾のひとりで、柳橋の芸妓となっていた没落士族の娘。)
北小路家に養女に出される。養女先の息子の妻になる。男の子を産みますが、明治38年に、21歳で離婚、その後東洋英和女学校で学ぶ。村岡花子さんの8つぐらい年上
明治44年、数えで27歳、九州の炭鉱王と再婚、伊藤伝右衛門50歳。親子ほどの年齢差。
明治の終わりに和歌を習います。 歌集を作ります。
明治44年に佐佐木信綱さんの会に入り、

踏絵  最初の歌集  最初の歌 佐佐木信綱序文、竹久夢二 装丁

「われはここに 神はいづこに ましますや 星のまたたき 寂しき夜なり」
私はここにいますけど、神様はどこにいらっしゃるのだろう?
空を見上げる。星が浮かんでいる。なんか身にしみるほど寂しいい夜だな

「ゆくにあらず 帰るにあらず 居るにあらで 生けるかこの身 死せるかこの身」
何か、寂しい歌ですね。行くのでもなく、帰るのでもなく、そうかと言ってここに居るのでもない。生きているのか、死んでいるのか。
伊藤伝右衛門と結婚していた頃の心境。まるで自分自身が存在感がない、
生きているのか死んでいるのか分からない。歌に寂しさがよくでています。
家のために結婚させられた。
身分は高くても、経済的にゆとりがあるわけではない。
私は出戻り、しかも男の子を一人生んでいる。負い目があった。

「誰か似る 鳴けよ歌へと あやさるる 緋房(ひぶさ)の籠の 美しき鳥」
綺麗な鳥かごの中にいる鳥。中にいる鳥は自分に似ているな。籠の鳥。
「踏絵」という歌集の題と言い、この歌と言い、白蓮の心の叫びが聞こえるかのようです。本当に意にそぐわない結婚生活を10年ほど続く。九州の炭鉱王の屋敷で生活。
まるでかごの中の鳥。自分自信を失った生活。そういう事を歌に歌って出版します。

ついに、飛び出します。飛び出して、若き恋人7歳年下の所に走ります。
東大出身の編集者・弁護士・社会運動家、宮崎龍介と正式に結婚します。39歳。
その時、夫、伊藤伝右衛門に絶縁状を新聞紙上に発表。凄いことですね。 
今なら週刊誌が取り上げてわいわい言いますが、
大正10年。 そのくらい強さを持った女性。
龍介との間に、二人の男の子を産みます。戦後の歌集では

「戦争を知らぬ子供に言ひ聞かす話をやめて急にさびしゑ」

「世の中のすべてのものに別れ来し われに今更もの怖(お)じもなし」
息子が戦死
「せめぎあふ 国と国との憎しみも 歴史の中に とけて流るる」

「傘さして田植えする人目にいればもったいなくて拝がまむとする」

戦後、お米が貴重です。田植えをしている人を見ると、もったいなくて手を合わせて拝みたくなる。そういうふうに変わって行きます。かごの中の鳥の女性が、
勇気を出して。昭和42年 数え83歳で亡くなります。

(辞世の句)
いつしかに八十(やそ)とせ生きてつかの間の. 露のいのちのことはりを知る

(死の前年秋、辞世の歌となった) 朝ドラの蓮子さんは、そういう方です。
インターネットで「伊藤伝右衛門に絶縁状」で検索出来ます。

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「花子とアン」のヒロインの友人 葉山蓮子のモデル柳原白蓮とは?” に対して1件のコメントがあります。

  1. お早うございます

    ありがとうございました。
    高齢者大学の先生も、素敵な教材を選ばれますね。
    白蓮さんも、やはり美しい方ですね。この後、強く生きていかれると思うと、
    ホッとします(笑
    先生と生徒の両方が出来る藤井さんも、皆様の励みになりますね^-^

    1. 藤井 より:

      たくみの里のふくさん、お早うございます。
      生徒になって、いろいろな事が
      わかるようになって来ました。
      楽しみです(^^)
      いつも、ありがとうございます。

  2. 溶射屋 より:

    藤井さん

    おはようございます!

    連ドラ全く見ていません(-_-;)

    「花子とアン」とは今やっている連ドラのタイトルなのですか?(-_-;)

    1. 藤井 より:

      溶射屋さん、こんばんは。
      はい、NHKの朝ドラです。
      私も見ていませんが、古典講座で習いました(^^)
      いつも、ありがとうございます。

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